三度の飯より、鳥瞰図・鳥瞰模型が好き(とくに歴史をテーマにしたもの)

中国史

こんにちは。

私は、歴史上の街や、戦いなどをテーマにした鳥瞰図や鳥瞰模型に目がありません。

それを眺めていると、3日も4日もそればっかり見てても飽きないでしょう。

最近は、グーグルマップやグーグルアースなどで、世界中の場所を上空から見ることができるようになっていますが、真上ではなく、斜めから見ることができ、立体的にみることができるのが鳥瞰図のいいところだと思います。

もちろん、グーグルマップやグーグルアースも見始めたら止まらなくなるものの一つですが(笑)

今日は、おすすめの鳥瞰図、鳥瞰模型を紹介したいと思います。

鳥瞰図とは

文字通り、ある場所を飛ぶ鳥が上空から斜めに見下ろして見える状態を表したものです。

俯瞰図やパノラマ図ともいいます。

鳥瞰模型は、絵ではなく模型で表したものになります。

歴史をテーマにした鳥瞰図・鳥瞰模型

鳥瞰図は、現代の街などを表したものもありますが、私がとくに興味をもって見るのが、歴史的な街や戦い、地域などを鳥瞰図で表したものになります。

それらの街や場所などは、当たり前ですが、今は当時と同じものは存在しておらず、地形なども変わっています。

すでに写真などでは見ることができないものを、鳥瞰図はリアルに復元できるのです。

そして、それにより文字を読んだだけではなかなかイメージしきれなかった景色が本物に近い状態で見ることができます。

そりゃあまあ、見始めたら止まらなくなりますよね。

鳥瞰模型

鳥瞰模型は、お城関係のミュージアムに行くとかなりの確率で見ることができるのではないかと思います。

天守閣自体が博物館になっていたり、別の建物になっていたり、城によりますが、だいたい当時の城や城下町の模型があります。

そして、だいたい模型は写真をとってもいいのであらゆる角度から激写することになります。

私がいってみて印象に残っているのは、

駿府城、Wなごや(名護屋城、名古屋城)、仙台城、福岡城などでしょうか。

福岡城とその周辺

仙台城

仙台城

名護屋城

名古屋城

駿府城

もちろんその他にも魅力敵な鳥瞰模型はたくさんありました。

中国の都市の鳥瞰模型

ちなみに中国の博物館にも素敵な鳥瞰模型があります。

私が河南省博物院で、見た北宋の都・開封の模型は大変心を奪われました。

素敵な鳥瞰図が掲載されている書籍たち

さて、前述した鳥瞰模型は現地のミュージアムに行かないとなかなか触れることはできないのですが、鳥瞰図は、それを掲載している書籍がたくさん出ています。

そのような書籍を挙げてみます。

日本の城を描いた鳥瞰図

日本の城の鳥瞰図は今はいろいろ出ていますが、やはり香川元太郎先生のイラストは最高峰でしょう。

山城、天守閣のある城、城下町を含んだエリアなど様々な城が掲載されています。


 


城や戦場などの歴史の舞台などを描いた鳥瞰図

これに関しては、黒澤達矢先生のイラストが素晴らしいです。

ほんと、写真よりリアルといってよいのではないかと思います。

鎌倉、蒙古襲来時の太宰府・博多湾周辺、桶狭間の戦い、川中島の戦い、長篠の戦い、真田郷、本能寺の変~山崎の戦いのときの京都・琵琶湖周辺、戦国時代の京都、関ヶ原の戦い、大坂の陣、幕末の江戸、幕末の京都などなど、よだれがでそうになるイラストが盛りだくさんです。


江戸の街の鳥瞰図

上記の「超ワイド&パノラマ 鳥瞰イラストでよみがえる歴史の舞台」にも坂などの地形の起伏がわかる超絶興奮する幕末の江戸が掲載されていますが、下記の「大江戸鳥瞰図」もまた素晴らしい鳥瞰図の本です。

道や建物、その他要素がものすごく細かく描かれています。さらに現代の東京の道路・線路・地名と較べることもできるようになっており、やろうと思えば半永久的に眺めていられるでしょう。

しかも江戸だけでなく、横浜まで描かれています。当時の横浜がまったくの田舎だったというのも一目瞭然です。


 

学研 歴史群像の鳥瞰図

鳥瞰図を掲載されていた本といえば、赤い表紙が目印の学研歴史群像シリーズだと思います。

前述の、香川元太郎先生、黒澤達矢先生のイラストも多く掲載されてきております。

歴史群像シリーズに掲載された臨淄・洛陽(後漢)・鄴(曹魏)・長安(前漢)・咸陽・長安(唐)・北京の鳥瞰図

歴史群像シリーズは中国史をテーマにした巻も多くあり、そこには中国の都城も多く描かれています。

その中でもとくに私が興奮したのは、上述、黒澤達矢先生が描いた、唐の長安と清の北京城です。

それぞれ、「大唐帝国」、「大清帝国」に掲載されています。

唐の長安は、北の方角から、大明宮から大雁塔あたりまでを描いた鳥瞰図が載っており(全体までは描かれていないのが残念ですが)、清の北京は、紫禁城の周辺(内城あたり)と、紫禁城自体を描いた鳥瞰図が掲載されています。

どちらも家にいながら当時の都がリアルに観ることができます。



 

その他、上記都市が掲載された歴史群像シリーズはこちら






究極な話、何冊か鳥瞰図の本があれば、私は人生楽しく過ごすことができるでしょう。

ちなみに番外編で、古代オリエントや地中海世界の鳥瞰図で下記のものがあります。これもすばらしいクオリティであります。


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