東京のオアシス 等々力渓谷

江戸

東京へ来たときに、等々力渓谷という東京都は思えない緑地があります、という話は聞いたことがあって、そのうち行ってみたいとは思ってましたが、なかなか行く機会がありませんでした。

たまたま仕事で東急大井町線の等々力駅に行くことがあり、駅前にあった地図看板を見ると、等々力渓谷がすぐ近くにあり、少し寄り道をしてみました。

行ってみると、たしかに、「渓谷」という名前にふさわしく、住宅地の中にいきなり谷があり、水が流れていました。それが1キロくらい続くので、都会にもこんな場所があったんだと不思議な気分になりました。なんでも都区内唯一の渓谷だそうです。

 

等々力渓谷は、武蔵野台地の南を谷沢川が侵食してできたそうです。渓谷内にはいたるところから湧水が出ています。武蔵野を代表する樹木のケヤキをはじめとする雑木林が残っており、また多くの野鳥などが生息しており、たくさんの自然が残っております。

「とどろき」という地名は、渓谷内にある「不動の滝」の音が響き渡り、「轟いた」ということから付けられたそうです。(諸説あり)

このような地名の由来がわかるだけでも、私は楽しくなってきます。

ちなみに、多摩川の対岸にも等々力という地名があり、フロンターレのホームスタジアムの等々力競技場も等々力の名前がついています。

このような多摩川の両岸に同じ地名がついているのは、他のも「丸子」、「野毛」などがあります。昔は、川で明確に住所が違うのではなく、両サイドが同じ地名だったのですね。

今回は時間がなく、渓谷の一部を見るだけでしたが、次来るときは、渓谷内をゆっくりと散歩したいと思いました。


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