江戸の町が感じられるスポットを紹介 中川船番所資料館

歴史

東京の23区各区には、区立のミュージアムがいくつかあります。

区立ミュージアムは、都立や国立のミュージアムに較べると、小規模なものが多く、こじんまりとした作りなのですが、その展示は、歴史好きの満足感を満たしてくれる内容になっています。

とくに、江東区のミュージアムは、江戸の町を感じさせてくれるクオリティの高いミュージアムです。


中川船番所資料館

その中でも、以前行った中川船番所資料館は江戸の町とその水運を感じて、学べる場所です。

小名木川が中川ぶつかる場所に昔は、「中川船番所」という関所がありました。

小名木川

小名木川は、徳川家康が江戸の町を作り始めたころに、開いた運河です。もともとは、下総国行徳の塩を江戸へ運ぶために開きました。(行徳は今の東西線の駅名でもありますが、今の、市川南部、浦安あたりを中心とした広域なエリア。江戸時代は、塩田がありました。)

その後小名木川は、塩だけでなく江戸の物流の中心になります。

小名木川と中川の合流点に関所を置く

小名木川は中川に合流します。その中川と、中川対岸の船堀川から、江戸川、利根川水系に延びるこのエリアは、江戸の東の窓口として流通網の要でした。

そこに関所を作って物流を管理したのですね。

物資だけでなく、夜間の船の出入り、女性の通行、鉄砲などの武具の通行なども取り締まってました。

中川船番所資料館の原寸大のジオラマは一見の価値あり!

中川船番所資料館には、当時の中川船番所を再現した原寸大のジオラマがあったり、なかなかの見どころがある施設です。もちろん、その他の資料などもたくさん展示してあり、江戸時代の雰囲気やいろいろな知識が学べるミュージアムです。

中川船番所資料館のサイトはこちら

このような区立のミュージアムはこじんまりとはしてますが、けっこう内容が充実していて、歴史好きにはおすすめなスポットです。

江東区には、中川船番所資料館の他に、芭蕉記念館や、深川江戸資料館というミュージアムがあります。これらのミュージアムもなかなかの展示内容であります。

とくに深川江戸資料館には、江戸時代の深川の町を地下1階から地上2階と三層にわたる高い吹抜けの大空間に復元しているスペースがあり、行ってみる価値ありです。

幕末の江戸・横浜の鳥瞰図の決定版はこちら。
大ボリューム!
現在の町との比較もでき、とてもおもしろい。
ええ私、3時間4時間ぶっ続けで見てられます

「江戸名所図会」という江戸時代後期に書かれた鳥瞰イラスト
当時の人が、当時の江戸を書いているのでその史料価値もものすごい!!
絵を見ると、ほんと細かい部分まで描写されてて、当時の人々の暮らしや町の様子が詳しくわかります。

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