忍城は「のぼうの城」の城だよ
小説の「のぼうの城」を読んで、忍城に行きたくなり、大学の後輩と一緒に城攻めをしました。城は埼玉県の行田市にあります。
武蔵を代表する水城も今はほとんど埋め立てられている
忍城は武蔵の国衆の一人成田氏の居城で、周辺の沼地を利用した水城として有名です。現在は、周辺のほとんどが埋め立てられて住宅街となっていますが、戦国時代当時は、一面すべて沼地で水の中に城が浮かんでいるような状態でした。当時の沼の一部は現在水上公園として残っています。
行田駅からは結構距離があり、訪ねたときは駅からタクシーを使いました。
レンタサイクルでも行ける距離ですが、駅に着いたときにはすべてレンタルされていました。
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忍城
現在の忍城は、天守閣を模した郷土資料館がメインの建物として建っています。本丸の土塁跡などは残されており、当時を偲ぶことができます。
石田三成の水攻め
忍城は小説、映画、「のぼうの城」でも有名になりましたが、豊臣秀吉の小田原征伐で、石田三成率いる軍に攻められ、水攻めを受けますが、小田原落城まで耐え抜きます。
水攻めのときに豊臣軍が作った、堤防の跡が「石田堤」として城の周囲に残っており、それも行田観光の見どころの一つです。
三成は、秀吉の備中高松城の水攻めにあこがれて、この忍城を水攻めしたと言われていますが、結果は見事失敗に終わりました。
しかし、今残っている堤を見ると、このような堤を何キロにも渡って建設したところには三成の非凡さが表れていると思います。
忍城の周辺は完全な平地でそれでも籠城に耐えたのは、やはり周囲の沼を利用した水城としての守りの固さがあったからだったのでしょう。
近くにさきたま古墳群があるよ
ちなみに忍城から少し行ったところに、さきたま古墳群という、多くの古墳が1箇所に集まった広大な公園があり、そこも行田観光の目玉です。忍城のあとは、そこも観てまわったのですが、歴史好きにはたまらないスポットでした。
個人的には世界遺産になってもおかしくない古墳群だと思います。
たくさんの古墳を歩いてすぐ回れますし、敷地内にある資料館には国宝の剣などがあります。
公園としてもめちゃくちゃ広い場所ですので小さい子も遊べる親子で行けるスポットです。
その話はまた今度書きます。
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