「赤坂見附」
東京の地下鉄の駅名でもおなじみのこの地名について書いてみました。
江戸の36の見附の一つ
赤坂見附は今は銀座線・丸ノ内線の駅名になっていますが、江戸の街の警備のための城門の一つです。江戸の街には、36もの見附があったそうです。四谷見附、市ヶ谷見附などは今も地名を残しています。
赤坂見附は、「赤坂見附駅」から地上に出て、永田町駅方面に坂を登っていくと、当時の城門跡の石垣などが残っています。
立派な石垣が残っているよ
当時は枡形の城門があったようですが、現在では城門は残っていません。ただ、石垣は残っているので、当時を思い浮かべることは可能です。
そこにある看板をみると当時の門がどのようになっていたかの解説が書いてあります。
江戸城の外濠を守る門の一つなので、桝形になっており、まっすぐ江戸城に向かってないという作りになっております。
私もたまに仕事でこのあたりを通りますが、何度来ても、石垣をじっくりと見てから立ち去るようになってしまっています。
大きな坂
赤坂見附の石垣あたりから、赤坂見附駅方面を見ると、けっこう大きな坂になっていて、赤坂見附駅あたりが谷なっていることがよくわかります。そして、登っていった先の永田町、半蔵門、麹町あたりが、台地になっているのがよくわかります。
隣の溜池山王駅も江戸に由来がある地名
赤坂見附駅の近くには溜池山王駅があります。
名前の通り、この地には、溜池と山王(山王日枝神社)がありました。溜池は江戸時代初期に上水用に川などをせき止めため池にしたことに由来します。ただ現在は埋め立てられ当時の名残をみることはできません。
山王日枝神社は、今も千代田区永田町二丁目にあります。徳川家康が江戸に移ってきたときから江戸の鎮守とされてきた歴史があります。
紀尾井坂
赤坂見附駅から少し北に歩くと、大久保利通が暗殺された紀尾井坂があります。麹町あたりの台地から低地に降りる坂の一つです。
赤坂見附周辺は、台地と坂と谷が入り混じり、ゆっくりとこのあたりを歩いてみると、地形がどのようになっているのかがわかるのもおもしろいところです。
城を扱う漫画としてかなりおもしろいと思います。
赤坂見附も出てきます
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江戸の街の鳥瞰図はこちらがおすすめ!
ある意味写真よりリアルなイラストが盛りだくさんです。
とくに江戸の街のイラストは、ここが坂になっているなどの地形もよく捉えられてて秀逸です。
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