五胡十六国時代

前燕

中国史上最大級の戦乱の時代、五胡十六国時代。その各国の攻防を描く ~東北からの疾風、前燕の中原侵攻~④ 遼東・遼西を覇権を確固たるものにし慕容廆死す

こんにちは。 今回は、慕容部の危機と、慕容廆の死までを書きます。 五胡十六国時代のおおまかな流れはこちら 五胡十六国時代を含む、魏晋南北朝時代のおおまかな流れはこちら 中国史をテーマとしたおすすめ漫画はこちら 中国史をテーマとしたおすすめ小...
中国史

中国史上最大級の戦乱の時代、五胡十六国時代。その各国の攻防を描く ~東北からの疾風、前燕の中原侵攻~③ 慕容廆、中原からの流民を受け入れ国力アップをはかる

こんにちは。 同じ鮮卑で隣の強敵、宇文部との戦いに勝利し、鮮卑大単于を称した慕容廆ですが、このあと、遼東の乱をおさめることによりさらに国力を上げていきます。 五胡十六国時代のおおまかな流れはこちら 五胡十六国時代を含む、魏晋南北朝時代のおお...
前燕

中国史上最大級の戦乱の時代、五胡十六国時代。その各国の攻防を描く ~東北からの疾風、前燕の中原侵攻~② 慕容廆の勢力拡大と中原との接触

こんにちは。 前回、慕容廆が、叔父の慕容耐が討たれたあと、部民たちに迎えられて285年に慕容部の族長に即いたまでを書きました。 今回は、慕容廆が周辺に勢力を広げていく過程を書きたいと思います。 五胡十六国時代のおおまかな流れはこちら 五胡十...
前燕

中国史上最大級の戦乱の時代、五胡十六国時代。その各国の攻防を描く ~東北からの疾風、前燕の中原侵攻~① 慕容部と慕容廆の即位

こんにちは。 しばらく五胡十六国時代について書いてなかったので、久しぶりに書きます。 五胡十六国時代のおおまかな流れはこちら 五胡十六国時代を含む、魏晋南北朝時代のおおまかな流れはこちら 前燕 今回は、前燕になります。中国の東北エリアに勃興...
五胡十六国時代

五胡十六国時代の覇権国家、後趙を描く④ 後趙の滅亡

石勒死後の後継争い 石勒が331年7月に病死したあと、息子の石弘が即位します。しかし、石弘は生来おとなしい性格であったらしく、石勒の華北制覇に大きく貢献した石虎に頭が上がりませんでした。石虎は自身の軍事力をベースに石弘を廃立し、334年11...
中国史

五胡十六国時代の覇権国家、後趙を描く③ 石勒の華北統一

後趙の建国 石勒が前趙(漢)の部将として、華北東部で勢力を拡大していたころ、前趙内部では、318年7月に劉聡が死亡し、劉粲があとを継ぎ即位します。しかし8月に外戚の靳準が劉粲以下の劉氏をクーデターにより滅ぼし漢天王を自称します。 この政変に...
五胡十六国時代

中国史上最大級の戦乱の時代、五胡十六国時代。その各国の攻防を描く 成漢②

李雄の巴蜀制覇 李特戦死後、李流を経て、李雄の息子の李雄が勢力を引き継ぎます。 李雄は羅尚を攻めて、成都を制圧し、304年10月に成都王を称します。その後306年6月には皇帝に即位し、国号を「大成」とします。この動きに平行して、李雄は武将の...
歴史

中国史上最大級の戦乱の時代、五胡十六国時代。その各国の攻防を描く 前趙(漢)①

五胡十六国時代 三国志の時代が、曹魏を継いだ西晋の天下統一で終わり、平和の時代が訪れたと思われましたが、その西晋の統一からわずか30年経たないうちに、天下は乱れます。 そして、異民族国家の勃興を含めた中国史上でも最大級の戦乱の時代、五胡十六...
歴史

五胡十六国時代のきっかけとなった八王の乱について④ ~乱の終息とその影響~

西晋王朝を死に体にした八王の乱ですが、乱も終盤戦に入ってきます。 まず、八王の図です。 八王一覧 ①楚王・瑋(恵帝の弟) ②汝南王・亮(司馬懿の子ども、司馬師・司馬昭の弟) ③趙王・倫(司馬懿の子ども、司馬師・司馬昭の弟) ④成都王・穎【え...
中国史

五胡十六国時代のきっかけとなった八王の乱について① ~乱以前の歴史と西晋王朝の混乱~

五胡十六国時代は、その名のとおり、華北において5つの異民族が十六の国を乱立した(実際にはもっと多い国数)という時代でした。約100年前からはじまる三国時代よりも激しい戦国乱世だと言っても過言ではありません。しかしそのような時代に突入したのに...