中国史

歴史

三國志で好きな武将 孫乾 地味だけど頼りになる人々

三國志には、多くの魅力的な人物が出てきます。 関羽、張飛、趙雲、孔明、周瑜、夏侯淵、夏侯惇、司馬懿などのスター以外にも、地味で渋い人物も多く活躍します。 孫乾 劉備の武将、孫乾も好きな武将の一人です。 糜竺、簡雍とともに、劉備の駆け出しの頃...
中国史

中国の戦乱の時代

歴史ファンとしては、やはり戦乱の時代に興味を引かれてしまうものですが(実際にその時代には生まれたくはない)、中国の長い歴史には多くの戦乱の時代がありました。 自分的に軽くまとめたいので、列挙してみます。 ●夏→殷 殷(商)が夏を滅ぼすとき ...
五胡十六国時代

五胡十六国時代のきっかけとなった八王の乱について① ~乱以前の歴史と西晋王朝の混乱~

五胡十六国時代は、その名のとおり、華北において5つの異民族が十六の国を乱立した(実際にはもっと多い国数)という時代でした。約100年前からはじまる三国時代よりも激しい戦国乱世だと言っても過言ではありません。しかしそのような時代に突入したのに...
中国史

五胡十六国時代のきっかけとなった八王の乱について② ~乱の勃発~

八王一覧 「八王の乱」というからには、司馬氏八人の王が関係してきます。 まず八王をそれぞれ挙げていきます。 わかりやすいように番号もふってみます。 ①楚王・瑋(恵帝の弟) ②汝南王・亮(司馬懿の子ども、司馬師・司馬昭の弟) ③趙王・倫(司馬...
中国史

五胡十六国時代のきっかけとなった八王の乱について③ ~乱の激化~

西晋王朝を滅亡へ導く、「八王の乱」その激化していく流れを書きます。 まずは、八王一覧をもう一度書いておきます。 八王一覧 ①楚王・瑋(恵帝の弟) ②汝南王・亮(司馬懿の子ども、司馬師・司馬昭の弟) ③趙王・倫(司馬懿の子ども、司馬師・司馬昭...
五胡十六国時代

五胡十六国時代のきっかけとなった八王の乱について④ ~乱の終息とその影響~

西晋王朝を死に体にした八王の乱ですが、乱も終盤戦に入ってきます。 まず、八王の図です。 八王一覧 ①楚王・瑋(恵帝の弟) ②汝南王・亮(司馬懿の子ども、司馬師・司馬昭の弟) ③趙王・倫(司馬懿の子ども、司馬師・司馬昭の弟) ④成都王・穎【え...
五胡十六国時代

中国史上最大級の戦乱の時代、五胡十六国時代。その各国の攻防を描く 前趙(漢)①

五胡十六国時代 三国志の時代が、曹魏を継いだ西晋の天下統一で終わり、平和の時代が訪れたと思われましたが、その西晋の統一からわずか30年経たないうちに、天下は乱れます。 そして、異民族国家の勃興を含めた中国史上でも最大級の戦乱の時代、五胡十六...
中国史

中国史上最大級の戦乱の時代、五胡十六国時代。その各国の攻防を描く 前趙(漢)②劉淵の台頭

八王の乱がはじまり、成都王司馬穎の兵力として目をつけられる 南匈奴五部を束ねる五部大都督に任命されていた劉淵ですが、八王の乱が始まると、八王の一人、成都王司馬穎がこの劉淵に目をつけます。西晋の王室司馬一族は当時、権力を握るために中国内地、周...
中国史

中国史上最大級の戦乱の時代、五胡十六国時代。その各国の攻防を描く 前趙(漢)③ 劉聡の進撃と西晋の滅亡

漢(前趙)の跡目争い 前趙(漢)の建国者劉淵が病により亡くなったあと、息子の劉和が跡を継ぎます。 劉和は権力を固めるため兄弟を廃そうとするのですが、弟の劉聡が逆にクーデターを起こし、劉和を殺し自分が即位をします。 劉聡の進撃→洛陽攻撃 劉聡...
歴史

中国史上最大級の戦乱の時代、五胡十六国時代。その各国の攻防を描く 前趙(漢)④ 前趙の混乱~劉曜の即位

前趙(漢)国内の乱れ 316年11月、長安を落とし、愍帝はじめ西晋の朝臣を平陽に連れ去り西晋を完全に滅ぼした前趙(漢)は名実ともに華北の覇者になりました。しかしこの頃には前趙(漢)内には、いくつもの矛盾や問題がはらんでおり、破滅への道を進ん...