キャプテン翼2の、翼のブラジルでの挑戦、ユース世代のブラジルNO1を決めるリオカップもいよいよ決勝戦です。
翼率いるサンパウロと、ブラジルの至宝カルロス・サンターナ率いるフラメンゴの決戦です。
CRフラメンゴ、それはリオデジャネイロに本拠をおくチームで、ブラジル国内でもナンバーワンの人気を誇るチームです。日本でもおなじみのジーコが所属していたチームとしても有名で、ジーコが在籍中にリベルタドーレス杯とインターコンチネンタルカップを獲得して世界ナンバーワンのチームでもありました。インターコンチネンタルカップは当時はトヨタカップという名前で毎年日本で開催されていましたので、国立競技場でのジーコの活躍を覚えている方も多いと思います。赤と黒を貴重としたあのユニフォームは見るだけで興奮させられるものがあります。鹿島アントラーズのユニフォームはフラメンゴを元にしたものなのかな?
ゲームでは、3人のブラジル代表を擁し、桁違いの強さをみせサンパウロを圧倒してきます。
まずゲームメーカーのサンタマリア君。中盤の底でゲームを作り、攻撃時にはバナナシュートを放ってきます。コーナーキックから直接ゴールを狙ってきますので要注意です。おそらく玄人好みの選手です。ブラジル代表でも同じポジションで、多彩なパスで最強タレント集団を操るチームの心臓というべき選手です。
そして、左サイドバックのジュトーリオ君、これぞブラジルのサイドバックという、ディフェンダーながら恐るべきオフェンス能力を持った選手です。左サイドを駆け上がってきてドライブシュートを放ってきます。パルメイラスのトニーニョ君と並んで、ここにもドライブシュートを放つ選手がおり、ドライブシュートは翼の専売特許ではなくなっているところがサッカー王国ブラジルの底知れなさを感じます。
そして、なんといってもフラメンゴのエース、10番と言えば、カルロス・サンターナ君です。「ジーコの再来」「ペレの後継者」と言われ、ブラジルの若手ナンバーワンの評価を得ている選手です。リオカップの予選では全試合ハットトリックを達成しています。「分身ドリブル」という変幻自在の必殺ドリブルでサンパウロDF陣を切り裂き、ゴール近くまで来ると、「ミラージュシュート」を放ってきます。このミラージュシュート、ボールが七色に輝き分裂してゴールに迫ってくるというとてつもないシュートです。ツインシュートを一人で撃ててさらに強力にした感じでしょうか。これらの技を駆使してさすがブラジルナンバーワンと言われるだけの得点力を発揮してきます。私的には原作のカルロス・サンターナより、キャプ翼2のサンターナのほうがキャラ的にも技的にも好きなのであります。
ちなみにフラメンゴと対戦中にフラメンゴがボールを保持しているときの音楽もかっちょいいので、ぜひユーチューブなどで聞いてみてください。
フラメンゴはブラジル代表の3選手を中心とした脅威のオフェンス力でサンパウロゴールに迫ってくるのですが、その強さは現実の世界で、ジーコがいたときの世界最強フラメンゴに通じるものがあります。
トヨタカップで来日したときのフラメンゴにはゲームと同じく3人のブラジル代表を擁していました。
チームの中心はなんといってもジーコであり、トップ下とトップの間のいわゆる9.5番の位置で攻撃のタクトを振るいながら最高レベルの得点力も併せ持つという選手でした。漫画での翼のプレーに通じるこれぞ「10番」というプレイヤーでした。
そしてジーコ以外では、左右のサイドバックにブラジル代表のスーパープレイヤーがいました。
右サイドのレアンドロと左サイドのジュニオールです。
両選手ともジーコ、ソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾの黄金の中盤を擁して大会最高の評価を得た82年ワールドカップのブラジル代表のレギュラーです。
当時のフラメンゴはジーコとともに世界最高レベルの攻撃的サイドバックがいる強力なオフェンス力を持つチームでした。ちなみにジュニオールは86年のワールドカップではポジションを変え、ブラジル代表のボランチをやったりしています。
トヨタカップでフラメンゴはすべての得点に起点としてからむジーコの活躍もあり、イングランドのリバプール相手に3-0で圧倒し、世界一のクラブになりました。
話をゲームに戻します。
この最強のフラメンゴ相手にサンパウロは翼やバビントンの活躍もあり、なんとか勝利しリオカップ優勝をはたします。しかし翼の戦いはこれで終わりではありません。世界一を目指す翼の戦いはまだはじまったばかりです。
そしてそのあと、ストーリーは1週間前の日本に戻り、岬太郎を主人公とした高校サッカー選手権の戦いに移ります。
この高校サッカー選手権での激闘も、翼がいない日本でのライバルたちの戦いが描かれていて興奮する内容です。
それについてはそのうち書きたいと思います。
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