この歴史漫画がおもしろい! 「海帝」 鄭和の南海遠征を描いた漫画

中国史

こんにちは。

今日はおすすめの歴史漫画シリーズ行きます。

今日は、世界史の教科書に必ず(?)出てくる

「鄭和の南海遠征」

をテーマにした漫画、

星野之宣「海帝」

です。

上記のとおり、明の永楽帝の時代に、大艦隊を率いて7度の南海遠征を行った鄭和が主人公です。

鄭和という人物

鄭和は、雲南の色目人の出身で、明の雲南攻略によって捕らえられ、宦官にされてのちの永楽帝、燕王・朱棣に献上されます。

宦官と言うと、ご存知のとおり、男のシンボルを切り落とし皇帝や後宮に仕える人たちです。

鄭和は宦官になったあと、なんと武将として活躍をします。燕王・朱棣が皇位を簒奪した「靖難の変」で活躍をし、宦官の最高職である「太監」に任命されます。

漫画での鄭和も眉目秀麗、かつ幾多の戦いを経て全身傷だらけの偉丈夫として描かれています。

金的が効かない武闘家となれば、それはほぼ無敵です。

鄭和が生きた時代

物語が始まるのは、鄭和が南海遠征を始める少し前で、靖難の変が終わった頃です。

明王朝は、元末の反乱の中から身を起こした朱元璋(のちの洪武帝)が1368年に建てた王朝です。

元末に割拠した各勢力を滅ぼし、江南を統一したあと北伐を行い元を塞外に追い、中華を統一しました。

洪武帝は1398年に崩御し、孫である建文帝が即位します。

建文帝は、各地に封じられていた諸王(朱元璋の息子たち、建文帝の叔父たち)を排除しようとしたため、燕王・朱棣は反乱を起こします。

これが「靖難の変」呼ばれる内乱で、朱棣は3年に及ぶ長く苦しい戦い(朱棣が圧勝したようなイメージがあったが、むしろ相当不利な状況からスタートして一進一退の攻防を繰り広げながらなんとか勝利した)の末、建文帝に勝利し帝位を簒奪して永楽帝として即位しました。

これが1402年です。

1404年には鄭の姓を下賜されるので、ここからはじめて鄭和と名乗り始めます。

このような内乱のあと永楽帝は国威高揚などのために南海遠征を実施します。


海帝(2) (ビッグコミックススペシャル)

第一回航海

鄭和の南海遠征は1405年からはじまります。

その1回目を現在2019年8月時点では漫画(コミックス)で描いている途中です。

漫画では航海に出発するまでもいろいろな出来事が起こったり、あるやんごとなきお方を連れて行くために鄭和が奮闘する姿や、永楽帝と鄭和の関係なども描かれており、飽きさせない内容です。

(作中はじめに、鄭和が日本にも行って足利義満と会っている場面もあるのだが、これは創作かな??)

第一回航海は、史実では、蘇州を出発して、泉州→ベトナム南部→ジャワ島→スマトラ島→マラッカ海峡→セイロン島を経て、インドに到着します。

この通過した土地を羅列しただけでも、エピソードありまくりそうなのですが、鄭和の南海遠征は第七次まで7回あります。

全部描いていると、50年くらい連載できるのではないかと思ってしまいます。

とりあえず一つだけ少しネタバレすると、マラッカ海峡通るときに、ドラクエのテンタクルス(ダイオウイカの強いやつ)とバトルしたりします。


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今後の鄭和の活躍が楽しみな漫画です。

ちなみに、2020年4月発行のコミックス5巻では、セイロン島(現在のスリランカ)まで到達しており、永楽帝から付け狙われる、あるやんごとなきお方との事も大きな動きがあります。永楽帝が帝位を簒奪した、明前期の大事件、靖難の変で落城寸前の南京城での鄭和とやんごとなきお方との出会いなども描かれており、非常に中身が濃い巻です。
(やんごとなきお方、もうバレバレですよね(^o^))

このあとの航海もさまざまな出来事が起こるでしょう。先が楽しみです。


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