歴史ファンとしては、やはり戦乱の時代に興味を引かれてしまうものですが(実際にその時代には生まれたくはない)、中国の長い歴史には多くの戦乱の時代がありました。
自分的に軽くまとめたいので、列挙してみます。
●夏→殷
殷(商)が夏を滅ぼすとき
●殷周革命
周によって殷が滅ばされるとき
●春秋時代
周の力が弱まり、諸侯同士が争う。当時はまだ都市国家が多くあった
●戦国時代
多くの都市国家が戦国七雄に併合され、七雄による争いから戦国時代末期の秦による六国併合戦
●秦末の反乱から項羽と劉邦の楚漢戦争
●前漢を滅ぼした王莽の新への反乱と光武帝による再統一
●後漢末期からの三国時代
●西晋滅亡からの魏晋南北朝時代(五胡十六国時代を含む)
●隋滅亡による群雄割拠からの唐の全国統一
●唐滅亡からの五代十国時代→宋の統一
●金による北宋滅亡、南宋の成立→金と南宋の対立。
●モンゴルによるユーラシア制覇
●元末の反乱からの明の統一までの群雄割拠
●明末、ヌルハチ建国の後金(清)の勃興→明滅亡→清の中原進出
●清滅亡後の軍閥の割拠
など、ぱっと挙げただけでも、多くの戦乱の時代があります。
統一王朝の存続中の反乱などを含めると、ものすごい数の争いの時代があったのです。当時を生きていた人からみるとたまったものではないと思いますが、英雄や奸賊、指導者が出る時代でもあるので、そのような時代を調べること自体は大変おもしろいです。
どのようにして、その乱世が訪れてしまったか、どのように終息していったか、などももちろん興味がある事柄です。しかし、思うことは長いスパンではありますが、人は同じことを繰り返しているということです。今を生きる私達としては歴史を勉強して、なんとか過去の過ちを繰り返さないようにしたいものです。
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