東海道五十三次3番目の宿場、神奈川宿周辺を散策

歴史

本日は、正月休み最後の日でしたので、厄払いに神社に行ったあと、神奈川宿跡をぷらぷらしてみました。

神奈川宿は、東海道五十三次の3番目の宿場です。今のJR「東神奈川駅」か、京浜急行「仲木戸駅」を出てすぐのところにありました。

東海道自体は、神奈川宿のあたりでは、現在の国道15号を通っていますが、その周辺にぽつぽつと神奈川宿ゆかりの史跡が残っていて、「以外と」見どころのあるエリアです。

そんなに時間がなかったこともあり、今日は、現在「神奈川宿歴史の道」として整備されている道周辺のみを散策しました。ここは、松並木が植えられておりけっこう雰囲気が出ている道です。

沿道には、金蔵院という寺や、神奈川宿高札場跡や、成仏寺などがありました。

金蔵院は、平安末期に創られた古刹で、徳川家康から十石の朱印地を許されたという寺です。

神奈川宿高札場跡は、幕府の法度や掟などを庶民に徹底させるために設けられた、宿場の施設として重要な施設です。実際のものは現在の神奈川警察署西側あたりにあったそうで、今あるものは復元されたものだそうです。

成仏寺は、横浜開港当初は、アメリカ人宣教師の宿舎にも使われ、ローマ字のヘボン式で有名なヘボン氏も本堂に住んでいたそうです。

 

この神奈川宿あたりは、浮世絵にも描かれているように海が街道のすぐ近くに迫っていて、神奈川湊としても昔から名を知られていました。

幕末の開港のときも、もともとは「神奈川」を開港する予定でしたが、神奈川宿として、人の往来の多いこの地を開港してしまうと、外国人と日本人のあいだで争い事が間違いなく起こるだろうということで、神奈川湊の対岸にある横浜村を開港したという経緯があるようです。

神奈川宿周辺には、他にも、「神奈川陣屋跡」、「神奈川台場跡」、「慶雲寺」、少し足をのばせば、生麦事件で有名な「生麦」などもあり、また次の機会にはそのあたりも散策しようと思います。


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