前秦

中国史

五胡十六国時代 前燕の落日㉜ 四代目慕容暐 ~前燕滅亡への道~ 前秦の前燕への侵攻:封孚、申胤、戦況予報&東晋国内の動き

こんにちは。 前秦軍は、370年6月に侵攻を開始、前燕領の上党郡・壺関と太原郡・晋陽を攻撃します。 壺関は王猛指揮の軍の前にまたたく間に陥落し、上党郡も前秦に制圧されてしまいます。 前燕も太傅・慕容評みずから30万の兵を率いて并州へ援軍に向...
中国史

五胡十六国時代 前燕の落日㉛ 四代目慕容暐 ~前燕滅亡への道~ 前秦の前燕への侵攻:壺関と晋陽攻撃

こんにちは。 慕容評の権力下にあって前燕は、桓温率いる東晋の北伐によるダメージ、慕容垂一族の前秦への出奔、慕容垂に近い臣の更迭、国内の社会矛盾、識者の意見を聞かずの国防の備えの怠り、などによる失政が続き著しく国力を落としていました。 そのよ...
前燕

五胡十六国時代 前燕の落日㉚ 四代目慕容暐 ~前燕滅亡への道~ 前秦の前燕への本格侵攻はじまる:并州攻防戦

こんにちは。 前秦が前燕の洛陽を攻撃したときに、同時進行で王猛は慕容垂親子を抹殺するための策を発動します。 疑いつつも、王猛の張り巡らされた罠にはまり、慕容垂の息子・慕容令は、道案内役を務めていた前秦軍から脱出、対峙していた前燕の慕容臧の陣...
前燕

五胡十六国時代 前燕の落日㉘ 四代目慕容暐 ~前燕滅亡への道~ 洛陽攻防戦

こんにちは。 枋頭の戦いの時の援軍に対する、前燕・前秦間の約束事をしれっと反故にしようとした慕容評率いる前燕でしたが、当然そのような行為は許されるはずもなく、苻堅様と王猛に絶好の前燕侵攻の口実を与えてしまいます。 369年12月、王猛率いる...
枋頭の戦い

五胡十六国時代 前燕の落日⑪ 四代目慕容暐 ~「枋頭の戦い」その1~

こんにちは。 367年~368年にかけての、前秦国内の反乱に対して、前燕の実権を握る慕容評の判断は動かずでした。 もしかしたら、前秦への侵攻のすきを突かれて、南から東晋の桓温が攻め込んで来るのを警戒しての判断だったのかもしれません。また急激...