慕容評

歴史

五胡十六国時代 前燕の落日㉑ 四代目慕容暐 ~慕容垂の出奔 その3~ 龍城への避難を敢行

こんにちは。 慕容評と大后・可足渾氏によって、誅殺寸前まで追い込まれた救国の英雄・慕容垂ですが、逆に慕容評を襲い実権を奪ってしまえという意見には、いい子ちゃんぶって応じません。 慕容垂はこの危機に「逃げて」しまうことで解決をはかろうとします...
中国史

五胡十六国時代 前燕の落日⑳ 四代目慕容暐 ~慕容垂の出奔 その2~ いい子ちゃんぶる慕容垂

こんにちは。 「枋頭の戦い」のあと、救国の英雄・慕容垂は、前燕の実権を握る慕容評から妬まれ、さらにそこに昔から慕容垂を嫌う大后・可足渾氏が加わり、一気に誅殺されんとする立場に追い込まれてしまいます。 五胡十六国時代のおおまかな流れはこちら ...
中国史

五胡十六国時代 前燕の落日⑲ 四代目慕容暐 ~慕容垂の出奔 その1~ 慕容評と対立

こんにちは。 「枋頭の戦い」シリーズが終わり、慕容暐の話に戻ります。ただし相変わらず慕容暐自体はほぼ登場しません。 「枋頭の戦い」は、慕容垂の将才があらためて知らしめられた戦いでした。また、慕容垂以外にも慕容徳や慕容宙なども優れた指揮官であ...
前燕

五胡十六国時代 前燕の落日⑱ 四代目慕容暐 ~「枋頭の戦い」その8 慕容垂の追撃戦。枋頭の戦い決着!! ~

こんにちは。 前燕は、慕容垂指揮の元、慕容徳が譙梁エリアの石門を制圧し、東晋軍の糧道を断つことに成功します。 また慕容宙の釣り野伏せなどで、譙梁エリアの東晋軍に打撃をあたえます。 桓温は、戦況の思わしくないことと、糧道が断たれ食料が不足にな...
前燕

五胡十六国時代 前燕の落日⑯ 四代目慕容暐 ~「枋頭の戦い」その6 慕容垂の出陣~

こんにちは。 桓温率いる東晋軍が、前燕の首都・鄴からさほど遠くない枋頭の地に着陣し、前燕の朝廷では遷都も辞さないほどの大混乱に陥ります。 そのタイミングで、慕容儁、慕容恪の弟、慕容垂が皇帝・慕容暐に自分を迎撃の司令官に抜擢するように奏上し、...
歴史

五胡十六国時代 前燕の落日⑮ 四代目慕容暐 ~「枋頭の戦い」その5 逆境に燃え盛る慕容魂~

こんにちは。 当時の中華随一と言っても過言ではない名将・桓温率いる東晋軍の前に、前燕は繰り出す軍を次々と打ち破られます。 慕容忠、慕容厲、傅顔、慕容臧と4タコです。(傅顔は、東晋別働隊の鄧遐&朱序の軍に敗れた) 桓温は済水沿いを水軍の艦隊を...
五胡十六国時代

五胡十六国時代 前燕の落日⑪ 四代目慕容暐 ~「枋頭の戦い」その1~

こんにちは。 367年~368年にかけての、前秦国内の反乱に対して、前燕の実権を握る慕容評の判断は動かずでした。 もしかしたら、前秦への侵攻のすきを突かれて、南から東晋の桓温が攻め込んで来るのを警戒しての判断だったのかもしれません。また急激...
中国史

五胡十六国時代 前燕の落日⑩ 四代目慕容暐 ~慕容評、慕容評、ああ慕容評・・・~

こんにちは。 367年、前秦国内に、一族による4箇所同時反乱が起こり、大混乱に陥ります。前燕では、これを機に前秦に攻め込んでしまえという意見が多く出ます。 魏尹の慕容徳も具体的な侵攻作戦を提示し皇帝・慕容暐に上奏します。慕容暐も大喜びでその...
前燕

中国史上最大級の戦乱の時代、五胡十六国時代。その各国の攻防を描く ~東北からの疾風、前燕の中原侵攻~⑮ 慕容儁、皇帝に即位する

こんにちは。 前燕は石虎死後大混乱に陥った華北に侵攻して、冉魏と交戦します。 前燕の将軍・慕容恪の卓抜した戦術で冉魏の皇帝・冉閔との戦いに勝利し、冉閔を捕らえ龍城に送り斬首しました。 五胡十六国時代のおおまかな流れはこちら 五胡十六国時代を...