五胡十六国時代

五胡十六国の流れ

五胡十六国時代 後期(淝水の戦い後)の流れを簡単に見てみる 「時代はまさにカオスだ(´Д`)」 ②淝水の戦い後の群雄割拠

こんにちは。 今回から五胡十六国時代後期の具体的な動きを書き始めます。 以下、登場するプレイヤー(国)たちです。 【関東エリア】 西燕、後燕、南燕、北燕、翟魏 【北の塞外エリア】 夏、北魏 【関中エリア】 前秦、後秦 【西の果てエリア】 西...
五胡十六国の流れ

五胡十六国時代 後期(淝水の戦い後)の流れを簡単に見てみる 「時代はまさにカオスだ(´Д`)」 ③386年~390年 激動の80年代

こんにちは。 383年の淝水の戦いのあと、前秦に服属した各部族たちは、前秦が揺れているのを見ると、独立の動きを見せていきます。 383年~385年にかけて、 後燕、西燕、後秦、西秦、後仇池、後涼、代(北魏)などが建国、もしくは自立の動きを見...
五胡十六国の流れ

五胡十六国時代 後期(淝水の戦い後)の流れを簡単に見てみる  「時代はまさにカオスだ(´Д`)」 ④391年~400年 東部編:後燕の華北東部制圧と北魏の大侵攻

こんにちは。 淝水の戦いのあと、全国各地で各勢力が割拠をし、390年までに、 後燕、西燕、翟魏、北魏、後秦、西秦、北涼、後仇池などの国が華北に建国されました。 また、前秦は苻堅様死後、苻丕→苻登と君主が代わり、関中の地方政権まで領土を減らし...
五胡十六国の流れ

五胡十六国時代 後期(淝水の戦い後)の流れを簡単に見てみる  「時代はまさにカオスだ(´Д`)」 ⑤391年~400年 西部編:前秦の滅亡と後涼の分裂

こんにちは。 前回、五胡十六国時代391年~400年の華北東部の動きを書きました。 翟魏と西燕が後燕に滅ばされ、その後燕と北魏が参合陂の戦いで激突、なんと後燕がボロ負けしてしまいます。 後燕はそのあと慕容垂みずから軍を率い、北魏に殴り込みを...
五胡十六国の流れ

五胡十六国時代 後期(淝水の戦い後)の流れを簡単に見てみる  「時代はまさにカオスだ(´Д`)」 ⑥401年~410年 華北東部編:燕たちが散っていく

こんにちは。 前回の391年~400年は、東部編と西部編に分けて書きました。 東部では、後燕が翟魏と西燕を滅ぼし、華北東部を制圧しますが、その後、参合陂の戦いで北魏に敗れ、慕容垂がその後一撃食らわしますが、その慕容垂が病没、北魏が後燕領内に...
五胡十六国の流れ

五胡十六国時代 後期(淝水の戦い後)の流れを簡単に見てみる  「時代はまさにカオスだ(´Д`)」 ⑦401年~410年 華北西部編:北魏と後秦の興亡と夏の登場

こんにちは。 前回、401年~410年の華北東部を書きました。 後燕が北魏の攻撃により分裂し、北は後燕が滅び、北燕に取って代わられ、南は慕容徳が山東半島に南燕を建国しますが、東晋の劉裕に攻められ滅亡してしまいます。 北燕は小国ながら領土をキ...
五胡十六国の流れ

五胡十六国時代 後期(淝水の戦い後)の流れを簡単に見てみる  「時代はまさにカオスだ(´Д`)」 ⑧401年~410年 河西回廊まわり編:「涼」がたくさん

こんにちは。 前回は、五胡十六国時代401年~410年までの華北西部の動きを書きました。 後秦が名君・姚興の下、領土が最大まで広がりますが、407年にオルドスで赫連勃勃が夏を建国して自立し、409年には服属していた西秦も復活してしまい、河南...
五胡十六国の流れ

五胡十六国時代 後期(淝水の戦い後)の流れを簡単に見てみる  「時代はまさにカオスだ(´Д`)」 ⑨411年~420年 夏の侵攻や、後秦の滅亡

こんにちは。 前回までに、401年~410年までの五胡十六国時代後期の動きを、 華北東部編 華北西部編 河西回廊まわり編 に分けて書きました。 華北東部では、北魏の河北侵攻により、後燕が割れて、後燕の北部分が遼西・遼東に逃れ、南部分が南燕を...
五胡十六国の流れ

五胡十六国時代 後期(淝水の戦い後)の流れを簡単に見てみる  「時代はまさにカオスだ(´Д`)」 ⑩420年~439年 最終回:北魏の華北統一

こんにちは。 前回、411年~420年を書きました。 華北東部の北魏と北燕はこの時代はとくに大きな動きがありません。 しかし、華北西部は、関中から河南まで領土を広げていた後秦が、東晋の劉裕によって滅ぼされてしまいます。 東晋は、この一連の流...
北涼・沮渠蒙遜

五胡十六国時代 河西回廊の魔法使い・沮渠蒙遜① 舞台となる河西回廊とは?

こんにちは。 しばらくブログ更新が滞りましたが、心を入れ替えて書いていきます。 この前、五胡十六国時代後期の流れについて書いていたときに、北涼の実質上の建国者の沮渠蒙遜が(良い意味でも悪い意味でも)魅力的な人物であることがわかり、また舞台と...