東晋

中国史

五胡十六国時代 前燕の落日⑮ 四代目慕容暐 ~「枋頭の戦い」その5 逆境に燃え盛る慕容魂~

こんにちは。 当時の中華随一と言っても過言ではない名将・桓温率いる東晋軍の前に、前燕は繰り出す軍を次々と打ち破られます。 慕容忠、慕容厲、傅顔、慕容臧と4タコです。(傅顔は、東晋別働隊の鄧遐&朱序の軍に敗れた) 桓温は済水沿いを水軍の艦隊を...
中国史

五胡十六国時代 前燕の落日⑭ 四代目慕容暐 ~「枋頭の戦い」その4 進撃の桓温~

こんにちは。 5万の兵を率い出陣した桓温は、前燕領に侵入、泗水沿いを北上、慕容忠を撃破し湖陸を抜き、金郷まで進出します。 そこで、水路が旱魃により干からびていたので、部下の毛虎生をこき使い、巨野沢から300里の距離を水を引き、水路をつなげま...
枋頭の戦い

五胡十六国時代 前燕の落日⑫ 四代目慕容暐 ~「枋頭の戦い」その2 桓温の参謀・郗超について~

こんにちは。 桓温は第三次北伐を開始するにあたり、自らの権力を更に強化するために、平北将軍・都督・徐兗二州刺史であり、北府軍を統括していた郗愔を事実上左遷させます。そして桓温は郗愔が任命されていた「平北将軍・都督・徐兗二州刺史」をも兼ねて、...
枋頭の戦い

五胡十六国時代 前燕の落日⑪ 四代目慕容暐 ~「枋頭の戦い」その1~

こんにちは。 367年~368年にかけての、前秦国内の反乱に対して、前燕の実権を握る慕容評の判断は動かずでした。 もしかしたら、前秦への侵攻のすきを突かれて、南から東晋の桓温が攻め込んで来るのを警戒しての判断だったのかもしれません。また急激...